5.4年の短周期彗星-ワータネン彗星

ワータネン彗星とは、1948年にアメリカ・カリフォルニア州のリック天文台に勤務する天文学者カール・ワータネンが発見した彗星です。この人物が発見した代表的な小惑星にはアポロ群の小惑星トロやアンティノウス、1950 DAがあり、1950 DAは2880年に地球に衝突する可能性があると言われています。そのような偉業で知られる彼が発見したこの彗星は、リック天文台の恒星固有運動サーベイの一環として1948年1月15日に撮影されてもので像はぼやけ、16等級でした。初期の観測が少なかったので短周期彗星とわかるまでに1年以上という時間がかかりました。

ヨーロッパ宇宙機関の探査機ロゼッタの当初の計画によると2003年1月12日に打ち上げられて2011年にワータネン彗星に着陸機降ろす予定としていましたが、2002年に12月11日のアリアン5ロケット爆発事故によって打ち上げた遅延したために目標が変更されました。計画変更前までに、チリのヨーロッパ南天天文台の望遠鏡VLTの観測により、核の直径が1.2kmであること、着率を妨げるダストが周囲にほとんどないことがわかっていました。

 

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